腰の様々な痛み

腰痛は、加齢とともにみられる頻度が増え、若い方でも痛みを訴える方はたくさんおられます。60歳以上になると半数以上に起こります。

背骨は椎骨と呼ばれるブロックのような骨が24個で構成されています。

椎骨は軟骨の薄い層で覆われていいます。

椎骨同士の間は衝撃を吸収椎間板と軟骨で区切られ、それが座布団のようにクッションの働きをしています。

椎骨は靱帯と強靭な筋肉によってずれないように位置が保たれています。

筋肉には次のものが含まれます。

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    椎の両側に沿う2つの腸腰筋
  • 脊椎全体の後方に沿っている2つの脊柱起立筋

  • 椎骨と椎骨の間を通る、多数の短い傍脊柱筋群

 

このような筋肉ががっちりと支えることによって脊椎は安定しています。

この他に、腹筋も、腹腔内の臓器を支えることで、脊椎を安定させるのに役立っています。

 

脊椎の中には、脊髄というものが入っています。

脊髄に沿って、脊髄神経が走りち、椎骨の間から出て全身の神経とつながっています。脊髄神経の脊髄に最も近い部分は脊髄神経根と呼ばれ、脊椎が損傷を受けると、脊髄神経根が圧迫されて痛みを生じることがあります。