腰痛の原因になる普段の行動 その3

デスクワーク

1日の大半を座ったままの状態ですと腰は常に上半身の体重を一手に

引き受けています。

また、足を組んで座ったりしていませんか。

ほとんどの人は足の組み方が決まっています。

たまに左右変えたりしますが、気がつくと同じ形に組んでいます。

足を組むと当然、片方に体重が寄りますから、背骨も骨盤も不自然な形を

強いられ、筋肉も不均衡な緊張状態が続きます。

同じ姿勢、不自然な姿勢を長く続けることは腰痛の原因となります。

改善策

これは、もう座り続けないことです。

1時間に一度は立ち上がって、少しストレッチするだけでかなり改善します。

気分転換にもなって、仕事の効率も上がるでしょう。

腰痛の原因になる普段の行動 その2

前屈みの姿勢

腰は非常に強い筋肉によって支えられています。

そのために、普段の生活の中で、腰を屈める姿勢というのを多く取ってしまいます。

物を落としたら、当たり前のように腰を屈めます。

朝、顔を洗う時は、前に腰を屈めて洗います。

本を読む時、スマホを見る時も前に屈んだ状態で読んでいます。

何もせずにリラックスして椅子に座っている姿勢を思い浮かべてください。

まずほとんどの人は少し前に屈んでいます。

このように、腰は常に緊張を強いられいます。

そのために、腰は緊張し、硬くなり、血流が悪くなります。

よく言う、腰が張った状態です。

酷使された腰に痛みが出るのは想像できると思います。

改善策

足を使いましょう。

腰と同様に太ももは非常に強い筋肉です。

腰を屈める姿勢をやめて、できるだけ足を使って姿勢を低くするように

心がけましょう。

物を拾う時も、腰を屈めるのではなく、足を曲げて姿勢を低くして物を

取るようしましょう。

本を読んだり、スマホを見る時も、意識的に背中を伸ばして見るようしましょう。

姿勢をまっすぐ保つことで、腰の負担が減っているのが実感できると思います。

腰痛の原因になる普段の行動 その1

人間には、利き手、利き足、利き目等、必ずどちらか優位な部位があります。

そのために人は常に偏った方に力がかかっています。

何気なく立っていてもどちらか片方に体重がかかっていることが普通です。

しかし、このような状態が続くと、片側の筋肉は常に引っ張られた状態となり

もう一方の筋肉は常に圧迫された状態になります。

また、骨盤も傾いた状態になるため、正しい形が保てなくなっていきます。

このような姿勢を続けていくと、慢性的な腰痛を引き起こします。

改善策

普段の生活の中で、意識的にまっすぐに立つという意識を持ちましょう。

づっと意識するのは難しいので、信号を待っている間とか、電車に乗っているとき

など、1日の中でこの時間は意識しようと決めて生活することで改善が期待できます。

腰の様々な痛み

腰痛は、加齢とともにみられる頻度が増え、若い方でも痛みを訴える方はたくさんおられます。60歳以上になると半数以上に起こります。

背骨は椎骨と呼ばれるブロックのような骨が24個で構成されています。

椎骨は軟骨の薄い層で覆われていいます。

椎骨同士の間は衝撃を吸収椎間板と軟骨で区切られ、それが座布団のようにクッションの働きをしています。

椎骨は靱帯と強靭な筋肉によってずれないように位置が保たれています。

筋肉には次のものが含まれます。

  •  

    椎の両側に沿う2つの腸腰筋
  • 脊椎全体の後方に沿っている2つの脊柱起立筋

  • 椎骨と椎骨の間を通る、多数の短い傍脊柱筋群

 

このような筋肉ががっちりと支えることによって脊椎は安定しています。

この他に、腹筋も、腹腔内の臓器を支えることで、脊椎を安定させるのに役立っています。

 

脊椎の中には、脊髄というものが入っています。

脊髄に沿って、脊髄神経が走りち、椎骨の間から出て全身の神経とつながっています。脊髄神経の脊髄に最も近い部分は脊髄神経根と呼ばれ、脊椎が損傷を受けると、脊髄神経根が圧迫されて痛みを生じることがあります。